野球肩

上腕骨近位骨端線離解

(リトルリーガーズ・ショルダー)

小・中学生に多くみられる障害です。

成長期の骨は軟骨部分が弱く傷つきやすくなっています。

さらに、その部位に投球時は負荷がかかりやすく痛みが出てきます。

 


上腕骨骨端線離解3

上腕骨骨端線離解に、リリースに腕が肩甲骨や

体から離れないように筋肉が収縮(縮まる)することで、

骨が両側から引っ張られることにより痛みが出てしまいます。

赤の線=ねじれる力

青の線=引っ張られる力

なので、痛みが出た場合は安静が必要になります。

 

左図=投球時      右図=肩関節にかかるストレス

 

 

安静期間は人によって必要とされる期間が変わってきます。

また、安静時には肩の柔軟性や下半身の柔軟性、

肩や下半身を上手く使うためのストレッチやトレーニング、シャドウピッチングが必要になってきます。

 

 

この時期に無理をして投げてしまうと、

必ずといっていいほど高校や大学などレベルが上がってきた時や

本当にプレーをしなくてはならない大事な時期に野球が出来なくなってしまいます。

無理をせず体に負担を与えない投球動作を獲得すると痛みなくプレーする事が出来るようになります。

 

 

インピンジメント症候群

インピンジメント2また大人の方の痛みの原因は子どもの頃とは異なり、筋肉や靭帯が原因となってきます。

肩を90度以上外転した位置で外側から内側に捻った時などに、

上腕骨頭が肩峰、肩鎖関節、烏口突起、烏口肩峰靱帯などに衝突して、

肩峰下滑液包炎上腕二頭筋長頭腱の炎症、棘上筋腱の損傷を引き起こします。

 

0

肩靭帯 前

肩靭帯2

 

 

棘上筋損傷二頭筋長頭筋炎肩峰下滑液包炎などは

肩関節が不安定な状態で野球することで起こりやすく、

 

痛みの出やすい部位として筋肉と腱の移行部や

筋肉や腱の付着部などで炎症がおこり痛みが出やすくなります。

 

 

肩 インナー また、この様なケースでは第一に炎症を抑え、次に肩を安定させる筋肉(腱板=ローテーターカフ)

を鍛えることが重要になってきます。

肩のインナーを鍛える事ことで肩甲骨に腕の骨(上腕骨)が吸いつけられ

肩関節が安定しスムーズに肩の運動が出来るようになります。

・赤の矢印は各筋肉の力

・青の矢印はこれらすべての筋肉の力を合わせた力

 

 

野球肩エクササイズ

1つ目は3rdポジションと言われる
ポジションでのストレッチです!
野球をやっていると投球側は逆と比べて固く
手が床に着かないことが多くあります
しっかりとストレッチを行うことで
ケガの予防にもなるので行ってみて下さい!
3rd ST
方法

※肩、肘を90度に曲げた状態で行う

①小指を上にした状態で肩を内側に倒していく

②下の腕は上方向に、上の手は下方向に押し合いっこする

※この時、3割程度の力で軽く押し合う

二つ目は下半身・横腹のストレッチです
股関節や横腹が固いと投球する時に
上肢との連動が上手くいかず、
肩や肘に負荷がかかってしまったり、
球速が落ちてしまう原因にもなります
なのでしっかりとストレッチをし
良いフォームを目指しましょう!
方法

①脚を前後に開き、脚・腰・体を前に向ける。

②骨盤を前にスライドさせる。

※体が反ったり、曲がっていないかを確認。

③前に出している脚と逆の手を真上に上げ、

対側に倒す。

※一度真上に手を伸ばしてから体を

倒していく事で更にストレッチされます。

次にインピンジメント症候群の
トレーニングです!
こちらは肩甲骨についている筋肉が
とても重要になってきます!
インナーの筋肉で
肩関節を安定させる役割をしています!
写真 2016-07-22 20 40 06
方法

①左手を前に伸ばしチューブの緩みをなくす。

②肩の高さを90°に開く。

※肘が体より後ろにこないように注意。

③肘の高さを保ったまま腕を後ろに引いてくる。

※体と肩で代償しないように注意。

④5秒かけて外に引き、5秒かけて戻す。

インピンジメント症候群の方も
上記のストレッチを行うとより
効果が期待できるので行ってみて下さい!(^^)
本日もご覧いただきありがとうございました!
次週もよろしくお願いします!♪