野球肩と投球動作の異常

 

 

野球肩とは

患者様の声

関節包炎棘上筋炎上腕二頭筋炎肩甲上神経麻痺による棘下筋萎縮

インピンジメント症候群上腕骨骨端線離解(リトルリーグ肩)など

投球動作によって起こる様々な肩の障害をまとめて野球肩と言います。

 

写真 2011-09-22 18 41 31

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成長期と成人期では障害部位がことなる!?

・骨端線閉鎖=成長期  →  骨・軟骨

・骨端線閉鎖=成人期  →  筋肉・腱・靭帯

骨端線

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上腕骨近位骨端線離解 (リトルリーガーズ・ショルダー)

小・中学生に多くみられる障害です。

成長期の骨は軟骨部分が弱く傷つきやすくなっています。

さらに、その部位に投球時は負荷がかかりやすく痛みが出てきます。

 


上腕骨骨端線離解3

上腕骨骨端線離解に、リリースに腕が肩甲骨や

体から離れないように筋肉が収縮(縮まる)することで、

骨が両側から引っ張られることにより痛みが出てしまいます。

赤の線=ねじれる力

青の線=引っ張られる力

なので、痛みが出た場合は安静が必要になります。

左図=投球時      右図=肩関節にかかるストレス

 

 

上腕骨骨端線離解2

 

 

 

 

 

 

 

 

Ⅰ型:骨端線の外側の部分的な離解がみられる。

Ⅱ型:骨端線全周の離解がみられる。

Ⅲ型:骨端線の滑りを伴う離解がみられる。

 

レントゲン写真

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安静期間は人によって必要とされる期間が変わってきます。

また、安静時には肩の柔軟性や下半身の柔軟性、

肩や下半身を上手く使うためのストレッチやトレーニング、シャドウピッチングが必要になってきます。

 

この時期に無理をして投げてしまうと、

必ずといっていいほど高校や大学などレベルが上がってきた時や

本当にプレーをしなくてはならない大事な時期に野球が出来なくなってしまいます。

無理をせず体に負担を与えない投球動作を獲得すると痛みなくプレーする事が出来るようになります。

 
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インピンジメント症候群

インピンジメント2また大人の方の痛みの原因は子どもの頃とは異なり、筋肉や靭帯が原因となってきます。

肩を90度以上外転した位置で外側から内側に捻った時などに、

上腕骨頭が肩峰、肩鎖関節、烏口突起、烏口肩峰靱帯などに衝突して、

肩峰下滑液包炎上腕二頭筋長頭腱の炎症、棘上筋腱の損傷を引き起こします。

 

 

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肩靭帯 前

肩靭帯2

 

棘上筋損傷二頭筋長頭筋炎肩峰下滑液包炎などは

肩関節が不安定な状態で野球することで起こりやすく、

痛みの出やすい部位として筋肉と腱の移行部や

筋肉や腱の付着部などで炎症がおこり痛みが出やすくなります。

 

 

 

肩 インナー また、この様なケースでは第一に炎症を抑え、次に肩を安定させる筋肉(腱板=ローテーターカフ)

を鍛えることが重要になってきます。

肩のインナーを鍛える事ことで肩甲骨に腕の骨(上腕骨)が吸いつけられ

肩関節が安定しスムーズに肩の運動が出来るようになります。

・赤の矢印は各筋肉の力

・青の矢印はこれらすべての筋肉の力を合わせた力

 

 

≪投球動作別受傷原因≫

 

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〘ワインドアップ期〙

・下半身の筋力やバランス感覚の低下により重心が安定せず、

その後の投球動作が乱れてしまいます。

・姿勢の不良(筋膜のゆがみや骨盤のズレ)により胸が反りすぎたり、

猫背になると肩が上がりにくくなり肩や肘の痛みの原因になります。

 

ワインドアップ期は重要性が低いように感じますが、

かなり重要性が高いです。

 

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このワインドアップ期の体重が指の方(前方)にのってしまうと、

インステップになり、肩への負担が大きくなります。

 

逆に踵の方(後方)に体重がのってしまうと、

アウトステップになり強い球(速い球)が投げる事が出来ません。

 

なので、片脚立ちの時に

母趾球・小趾球・かかとの三点荷重で立つように心がけて下さい。

 

 

〘コッキング期〙

 

(アーリーコッキング期)

・肩を内旋(腕を内側に捻じる)過ぎることにより肩が上がりにくくなり

インピンジメントや肘下がり肘の靭帯を痛めてしまう原因になります。

※親指を下にして腕をあげるのと親指を上にして上げるのでは

肩にかかる負担が変わってきます。

ボールを頭の位置までもってくる際はペットボトルの

水を飲むように腕を上げてくると、肩に負荷なく上げる事ができます。

 

 

・下半身のバランスの不良や

筋力低下などにより重心が安定しないことで

その後の投球動作が乱れてしまいます。

・頸(くび)の動きが悪い事で(特に左右)頭を打者の方向に向ける事が出来ず、

体全体を使って打者の方向を向いてしまうと体の開きが早くなり、

手投げの状態になってしまいます。

そうすると肩や肘に負担がかかってしまいます。

 

 

〘レイトコッキング期〙

・頭とボールの位置が離れ過ぎていると投球動作時の

遠心力が肩や肘大きく作用し怪我の原因になります。

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なので投げる前は小さく、投げる時は大きく、投げた後は小さくを

心がけて下さい。

・肩甲骨の柔軟不足や姿勢不良による猫背などがあると、

正しい位置まで肩が上がらず怪我の原因になります。

 

以上のことなどから肩の外旋(腕を外側に捻じる)が強調され

肩の後方の三角筋・棘上筋・棘下筋・小円筋が収縮し

肩の前方の関節包や肩甲下筋は異常に伸ばされ肩全面の痛みの原因につながります。

 

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〘加速期・リリース〙

・(右投げの場合)左肩・右肩・ボールの位置が一直線になるのが基本的ですが、

肩や肘を痛めてしまう方はこの線が一直線にならずに、肘が曲がり腕だけでボールを投げてしまいます。

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またこのフォームには原因があり、

リリース時に体の側方への傾きが足りないことや、

(赤いライン〇・青のライン×)

下半身の筋力低下により膝が外に崩れ

体の軸がつくれずに投げてしまうとケガの原因になります。

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その他にも、〘レイトコッキング期〙と同じく

遠心力が関係してきます。

これは、スケートのスピンを例にあげてみると、

大きく手を広げている時は

体の重心を安定させるのに優れており、

脇を締め体を小さくしている時は

体の回転スピードを速くするのに優れている姿勢になります。

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なので、投げる前は体を小さくしスピードを上げ、

体への負担を最小限にしています。

そして、リリース時は体を大きくし、

最大限遠心力を使い体の重心を安定させる事で、

速い球が投げられるようになります。

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その後、体を大きくしたままであると、

肩や肘に大きな負荷をかけてしまうので、

下半身を使い衝撃を吸収していきます。

・この投球時期には、

肩の外旋(腕を外側に捻じる)から内旋(腕を内側に捻じる)の動きが強くなり

腕が前方に振り出されるため、肩後方の筋肉が収縮しつつ引っ張られてしまいます。

それによって肩後方に痛みが出たり、肩甲上腕神経を圧迫し棘下筋の萎縮が起こります。

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〘フォロースルー期〙

・フォロースルーの時に筋力に最も負荷が加わります。

なぜなら筋肉が本来の動きとは逆の方向(筋肉を引きちぎる)に力がかかるからです。

この時、肩の後方の筋肉(三角筋)や二の腕の筋肉(上腕三頭筋)、

肩甲骨周囲の筋肉に大きな負荷が加わります。

 

・下半身の筋力低下や運動連鎖に異常のある方は、

上手く衝撃を吸収することが出来ずに腕で全部の力を吸収してしまい、

肩や肘のケガの原因となります。

 

以上が投球動作で無理な体の使い方などで起こる投球障害です。

これ以外にも多くございますが、

特にこのあたりに注意して野球をするようにしてみて下さい。

 

また下半身の筋肉の低下や、

足首の捻挫が過去に経験のある方は

上半身の力を上手く地面に伝えられず、

また逆に地面からの力を指先にうまく伝えれないため

ケガの原因にもつながり、ベストパフォーマンスが出来ません。

特にスポーツは全身のバランスが重要になってきます。

 

 

過去のケガが現在の痛みを引き起こしているかもしれません。

患者様の声

山崎 雄太君 (中学生 ボーイズリーグ所属)

YY様 リトルリーグ肩 西宮整体 鍼灸整骨すぽると 

YYくん リトルリーグ肩 ボーイズリーグ

【最初はどのようなことでお困りでしたか】

野球をやってボールを投げる時に方に痛みが走り投げられなくなった。

【来院される前、すぽるとに対してどのような期待や不安がありましたか?】

整形外科に併設のリハビリに通っていたが、理学療法士さんの専門がそれぞれ違うので

野球専門のリハビリについて診察、アドバイスをしていただけるかなと思い、

ネットで見付けたのでとにかく一度みてもらおうと思った。

【実際に来院されていかがでしたか?】

体の状態がどうなっているのかよくわかった。

機械(エレサス)で治療をしていただいたが、

実際にどうなっていくのか不安だったがとても状態がよくなったので安心した。

【説明は分かりやすかったですか?】

分かりやすく家でもできるストレッチなどを教えて頂いた。

その時に体にどんなやり方が効果的かというところがよくわかった。

こちらの質問にも丁寧に答えて下さる。

【同じ症状で悩んでいる方へのメッセージをお願いします】

どうしようか悩んだら、とりあえず一度みて頂いたらいいと思います。

何かしらの解決(自分にとって納得できるもの)を得られると思います。

※お客様個人の感想であり、効果効能を保証するものではありません

 
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投球障害肩エクササイズ

ストレッチ

トレーニング

1ストレッチ メルマガ 1ストレッチ メルマ

投球動作別エクササイズ

〈ワインドアップ期〉

この時期は下半身の安定性が
とても重要になってきます!
なので片脚でしっかりバランスを取れるような
トレーニングを行っていきます!
方法
・マーカーを靴一足分の幅で3つ並べます
・片脚立ちをします
・左は右手、真中も右手、右は左手でタッチしに行きます
・この時背中が丸まったり、反ったりしないように
しっかりバランスを取りながら行ましょう
 
Tフロント
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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〈コッキング期〉

この時期は肩の動き、肩甲骨の動きが大事になります
なのでここでは肩甲骨のエクササイズを行っていきます
方法
・胸の前で肘をくっつけます
・そのまま最大限上にあげます
・その高さのまま肘を開き5秒キープします
・腕を下してきて動作を繰り返します

 

肩甲骨

 

 

 

 

 

 

 

 

 


〈加速期・リリース期〉

この時期は肩、ボールの位置を
一直線にできるようにします
そのために肩の安定化のトレーニングをしていきます
方法
・耳に手を当てた状態で耳より横もしくは前の位置の壁に肘を着く
・頭の上でペットボトルを持つ
・ペットボトルを揺さぶる

 

セカンドTR
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈フォロースルー期〉

この時期はボールを投げる力を
下半身や地面に上手く伝え腕にかかる衝撃を
小さくすることが重要です!
そのための体幹トレーニングをご紹介します
方法
・前足から一足分外にマーカーを置く
・両足を前後に広げ、コーンを触りにいく
※この時、体が反ったり曲がったりしないように注意しましょう

 

肩甲骨
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
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