筋膜治療とは
骨盤矯正と筋膜整体の違いとは!?
筋膜整体がターゲットとするのは
その名の通り『筋膜』です。
なぜ筋膜にアプローチをするのか?
それは、筋膜が全身の筋肉や骨、
内臓など身体の全部を1つにまとめる役割
をしているからです!
いくら筋肉や骨を整えたところで、
それを取り巻く筋膜が歪んでいれば
すぐに元の身体へと戻ってしまいます。
しかし筋膜を整えると
身体の基礎(骨)が安定するので、
それに伴い筋肉や内臓、血管や神経も
良い状態へと変化してきます。
また筋膜整体では
痛みの部位と遠く離れた場所を治療する
事もあります。
なぜなら、
筋膜は全身繋がっているからです。
痛みは結果であり、
それにはいくつかの原因が存在します。
それを1つ1つ解決していくことで
根本的に身体を改善する!
ということに繋がってくるのです。
筋膜とはどのようなものか?
筋膜は2種類あり、
1つ目は皮膚と筋肉の間に存在する浅筋膜、
もう1つは一つ一つの筋肉の外側に存在し
筋肉が身体の中でバラバ
している深筋膜と言われるものがあります。
身体の中のすべての物をひとまとめにしているのです。
癒着(ゆちゃく)とは
筋膜の癒着には大きく分けて2つあります。
1つ目は
皮膚と浅筋膜の間で癒着し滑走性(
通常(健康)
余分なストレスを体にかけてしまうことになります。
例えるならば、
ウエットスーツのようなものを着て
どうですか?
かなり動きにくそうではありませんか(>_<)
2つ目は
隣り合わせになっている
深筋膜同士の癒着です。
本来であれば筋肉は一つ一つに役割があります。
お互いに動きを制限し
普段の倍の力を使わないといけなくなります。
非常に疲れますよね(T_T)
以上のように筋膜が癒着することで身体に
大きなストレスをかけて
ではここで、皆さん!
『なぜ筋膜の治療が必要なのか?』
『筋膜を治療することでどのようなメリットがあるのか?』
気になりますよね!
筋膜治療のメリット
1.身体の健康状態が維持できる!
今まで治療院などで治療をしてもらい
『その日は動きが良くなり楽になったが翌日には元の身体に戻ってし
このようなことはありませんでしたか!?
これは筋肉のみを緩めているため、
翌日には筋肉が元の状態となり
これでは根本的な
原因の解決にはなりません。
では筋膜の癒着に対して治療を行うとどうなるのか?
⇨筋肉が本来の動きが出来るようになり、
身体にかかる負担を軽減してくれる。
⇨筋膜のバランスが整う事で
骨盤の歪みが解消される。
⇨血流がよくなり、
冷え症などの改善だけでなく
治癒の促進ががみられる。
⇨神経の走行を妨げるものがなくなり、
しびれや怠さ、力の入れにくさなどの改善
がみられる。
この様に筋膜の調整をすることで、
筋肉は自然と歪みや痛みのない身体
へと変化していくのです。
筋肉が効率良く鍛えられる!
筋膜が癒着している状態だと、
筋肉が本来の動きが出来ずに
効率良く鍛える事が出来ません。
また、筋膜が歪んだり癒着していると
身体全身の筋・筋膜バランスが乱れ、
1つ1つの動作に異常がみられるようになります。
しかし、筋膜を整えると
筋肉が無駄なく動かせるようになるので
効率よく鍛える事ができます。
3.血行が良くなる
筋肉をほぐしたり、動かすと
筋肉がポンプの役割をして血行がよくなる!
と聞いたことはありませんか?
それは本当です!
しかし、筋膜が癒着していると
筋肉に血液がいきにくくなるので、
冷え症などの症状が現れたりします。
なぜか!?
血管は筋肉の中を走行しているのではなく、
筋膜の間を走行しています。
そのため筋膜が癒着すると、
血管の走行が妨げられ
上手く筋肉や細胞に血液が行き届かなくなり、
手足のだるさや、冷え感、高血圧、全身の倦怠感など
血液の循環不全による症状が現れます。
例えるならば、
水道のホースがからまって
水が流れにくくなっている状態です。
このようなことが起こらないように
筋膜の癒着を取り除き、
血管に負荷なく血液を流してあげる事が
健康への近道となります。
4.しびれ・感覚麻痺・運動機能の低下の改善
整形外科などに行かれて
『しびれの原因は、
腰(もしくは頸)の骨の変形だからしょうがない。』
『痛み止めのお薬飲んで様子見ましょか。』
『あ〜、ヘルニアがありますね。
これは、手術しないといけません。』
この様なことを言われて諦めてはいませんか?
もしくは、お悩みではありませんか?
その辛い痛みやしびれの本当の原因は筋膜の異常かもしれません!
このような神経系の症状は、
先ほどの血管の話しとほとんど同じメカニズムで起こっています。
しびれなどは神経が外部から
圧迫や刺激が加わることでおこります。
また、感覚麻痺や運動機能の低下も
筋膜が癒着する事で走行が妨げられ、
筋肉や皮膚、脳への伝達が低下します。
なので
筋膜を整えることで
しびれや筋力低下の
改善が期待できます。
5.身体の歪みが改善する
筋膜の癒着を取りバランスを整えると
どこにも負担のかからない
ゆがみのない体に戻ります。
Qマッサージや矯正とはどう違うのか?
→マッサージで筋肉を緩めることが
決して悪い事ではありません。
ただし、すぐに筋肉の緊張状態は
すぐに元通りになってしまいます。
→また、矯正も同じく骨を押したり引いたりすることで
正しい位置にする事は可能ですが、
すぐに元の位置へと戻ってしまいます。
それは筋膜の癒着が取り除かれていないため、
筋膜が元の悪い状態へと戻そうとするために
良い状態を保てなくなるのです。
筋膜に癒着が起こると
それを取り除かない限り
改善する事はありませんが
一度癒着を取り除くと
長期間良い状態が保たれることが証明されています。
また、筋膜が癒着している上でのストレッチ効果は
あまり可動域改善に期待できませんが、
癒着除去後は大きく効果を発揮します。
これはトレーニングなどでも同じ効果が期待できます!
筋肉自体は痛みをほとんど感じない?
「筋肉自身は、ほとんど痛みを感じない!」
と言われても
「いやいや筋肉痛とかあるし、実際痛くなるよ。」
と思いますよね。
しかし、実際のところ筋肉には
痛みを感じる神経はほとんどありません。
筋肉ばかりか骨もそうです。
例えば膝がいたくて「軟骨が擦れて痛い」
しかし神経が無い軟骨が痛む訳ありません。
ではなぜ!?
骨が折れたり、
ものすごく痛いのはなぜでしょうか?
答えは、
筋膜に神経がたくさん分布しているから
筋膜は身体を隅々まで包み込み
身体の異常を感知し、
神経線維に痛みを伝える
センサー(痛覚受容器)が沢山存在してい
そして筋肉の損傷や骨が折れたりすると、
それを取り巻く筋膜も捻じれたり破損します。
神経に伝わり脳に送られるのです。
筋膜には筋肉の約十倍もの痛みセンサーがあります。
膝などを曲げ伸ばしすると
痛みを感じる
それは筋肉や関節の痛みではありません。
筋線維が損傷しても数週もあれば修復されます。
しかし修復期間が経過しても痛みが治まらない、
それは筋膜が元の状態に修復されていないからです。
思っている方も多いと思いますが
痛みの発祥地は筋膜です。
闇雲にマッサージをしたり温めても
一時
習慣が歪みを作り出す
姿勢が悪い・背骨が歪んでいる・
片方の肩が前に出ているなど、
自分で感じていること何かありませんか?
どちらか一方を向いている人もいますよね。
習慣となり形状がつくられるからです。
直そうと思っても違和感を感じたり
無意識
骨や筋肉ではなく筋膜によるも
向かって
左側は通常のカーブを描いた正常の関節配列
右側はカーブが減少したストレートネック
筋膜が形状を記憶する
何処でも良いのですが、
もとの長さに戻り形も元の状態に復元されます。
形態記憶性があるからもとの状態に戻るのです。
伸ばされていたゴムのように
元の長
同時にコラーゲンは元の形を復元するのです。
ストレッチしても元の形状に戻るのは
筋膜の
形状を新たに書き換え
背骨の歪みやストレートネック(写真)等も
筋膜の形態記憶性によるものです。
記憶させるのは非常に緩徐で時間が掛かりま
半年から二年以上もの日数が掛か
短縮できますが、
それには正しいやり方が必要となります。
なぜ捻挫やギックリ腰が癖になるか? 筋膜の歪み
下図は筋膜の模式図です。
図a.が正常な筋膜線維の配列を表して
そして図b.は捻挫や肉離れギックリ腰などで
損傷し筋膜
線維配列のみだれが生じた状態になります。
図c.の様
歪み(シワ・捻じれ)になった状態で修復され
図c.の様な乱れた状態で修復されるとケガは
痛める(癖になる)、
筋膜などの線維配列が元の状態に戻らず
修復されてしまったからです。
なぜ元の状態に修復されなかったのか?
急性のケガや痛みでは筋膜や筋原線維が
破壊され線維配列が不規則
うまく修復されるか、
この修復過程により大きく分かれます。
張力や負荷
不規則な物となりコラーゲン線
増殖させ線維質を増やします。
固めようとする性質があるからで
張力や負荷がかかり配列が整っ
柔軟性のある丈夫な組織に修復されるのです。
※注 強いマッサージや炎症時の
入浴・
「痛いから動かせない」と言われるかもしれません。
勿論、
考えることもできますが、一端
できあがってしまった形を戻すことは
治るまでに何倍も時間を
後遺障害を残すリスクも考えられます。
また配列が乱れ伸張性もない脆弱に修復された物は、
慢性痛の危険因子として挙げられています
当院での治療は安静や固定は
第一選択にありません(※注)。
動かしながら捻挫等の治
そうすることで線維配列を改善し、
最小限で終わらすことが可能とな
※注 著しい組織損傷がある場合は
安静、
第一選択にしなければならない事もあります。
筋肉痛では無く筋膜痛?
筋膜は伸縮性と粘弾性のある
メッシュ状の膜で筋肉の表面から深部
何層にも渡り筋繊維を包み込んでいます。
関節・
足の先から頭まで、
支持、保護している膜組織です。
「第二の骨格」
姿勢を維持する支えとなっています。
多くあり、その数は筋肉の約10倍もあります。
(筋肉には痛覚神経はほとんど
筋肉痛では無く筋膜痛なの